2013年

10月

25日

2013年10月25日 板橋区議会 決算調査特別委員会

しば佳代子議員から、ホタル生態環境館について、技術継承が難しいという問題について、なぜ区としてもっと早くから動かないのか、担当職員に聞くだけでなく区として動かないのか、等の厳しい質問がありました。

以下に区議会議事録から引用します。(赤字は引用者によります)

◯しば佳代子

 ぜひお願いをいたします。

 闘病している方々もボランティアで、自分たちと同じ思いをさせたくないという思いがありますので、そういった方々の意向も酌んでいただければと思います。今後またよろしくお願いいたします。

 それでは次に、ホタル生態環境館についてお伺いいたします。

 平成24年度事務事業評価では、休廃止と位置づけられています。その理由として、1つ目に、施設の老朽化と用途地域上の制約から再建築が難しいこと。2つ目に、ホタルの特許を伴った飼育技術が特殊であるがゆえに、専門職員を採用するにしても数年の時間が必要となり、その検証が難しいという2点が挙げられています。

 その一方で、入場者の91.1%が大変よかったと満足度が高く、92.3%がまた次回見たいとの感想を寄せています。他自治体との比較では、全国でも数少ない貴重な施設となっていると高い評価がされています。

 この複雑な状況の中で、27年度までに廃止を含めて施設のあり方を検討するといたばし未来創造プランで位置づけています。議会での議論では、企業や大学から運営の支援が受けられないかどうか、そして、ホタル事業の協力者を中心に組織化を図り、技術の継承を含めて授業の担い手となれないかということを検討していくとのことです。これがホタル生態環境館が置かれた状況だと思いますが、間違いはありませんでしょうか。

 また、ホタルの人工ふ化、飼育事業を区の事業として継続していけるかどうかは、特許を持った職員が積極的にその技術を区の技術として普遍化させていくかどうかにかかっていると思います。

 そうであるならば、これまでその職員とのやりとりの中で、技術継承がうまくいっていない、ネックとなっている問題を教えてください。

 

 

◯資源環境部長

 おはようございます。

 ホタルの職員の技術継承等の問題についてのご質問にお答えいたします。

 まず、先ほど今までの経過とかアンケートのパーセンテージ等、あと検討結果は間違いございません。

 質問の技術継承等の問題でございますけれども、ホタル飼育の技術は複雑かつ繊細なものであり、単に経験や努力により得られることとは限らないものであるということと、それと技術を継承するには、少なくとも5年程度かかると聞いております。さらに、技術の継承には植物に関する知識のある専門職員が必要であり、そして、その職員を指導する、育成ですね、体制が必要であると考えております。こうした難しさや問題点が継承の難しい原因だと考えております。

 

 

◯しば佳代子

 技術継承が難しいということもわかっておりますし、あとは5年間かかるというのは、前からわかっていることだったと思います。じゃ、5年前にやればいいじゃないですかというふうに思うんですけれども、なぜずっとそのままになっていたのか、その辺についてはいかがでしょうか

 

 

◯資源環境部長

 技術職員に専門職員を採用するというのは、なかなか経費の面等ということで、配置は難しいと。それで、実際に再任用職員を2名という形で、従来から技術継承も含めて3人の体制で、あと委託という形でホタル飼育を進めるということで、進めてまいりました。

 

 

◯しば佳代子

 技術継承はされているということでしょうか。今難しいというお話だったんですけれども、3人体制でやられている、技術継承も含めてやられているということなんですけれども、その辺はどうなんでしょうか。

 

 

◯資源環境部長

 技術継承に関しましては、先ほど申し上げたとおり、複雑で繊細なもので、なかなか努力しただけでは難しいという現地のそういう回答を聞いていますので、技術継承については部分的なものをやるという、全体を通すのはなかなか難しく、部分的な例えばろ過層、水の管理的なものとか、そういうものの技術とかそれを指導するというふうな形で管理をしているということは聞いております。

 

 

◯しば佳代子

 27年度までの検討内容、直営ないし外部に委託するにしても、区立で行うことを第一義的に考えているように思いますけれども、その認識でよろしいでしょうか。

 また、本年度はどのような検討がされてきたのか、誰とどのような交渉がされてきたのでしょうか。そのほか、区営ではなく、企業や大学にホタルの人工ふ化、飼育という技術を譲渡するというお考えもお持ちなんでしょうか。

 

 

◯資源環境部長

 まず、どのような検討と、あと大学等の技術ですね、譲渡するかというご質問でございますけども、経過等でございます。平成24年度のホタル生態環境館に関する行政評価において、所管の一次評価では、他施設への移転を含め検討するといたしました。が、区の最終的な評価では、厳しい財政状況に鑑み、廃止の方向を含め検討を進めることとなりました。

 さらに、いたばし未来創造プランの経営革新編におきましては、委員も先ほど申し上げておりましたけども、行政評価を踏まえ、施設の老朽化とホタル技術継承の難しさから、廃止を含めた施設のあり方について検討することとなりました。

 こうした状況から、ホタル生態館については区直営で継続することは難しくなったという認識でございます

 それと、検討経過でございますけども、今年度ホタルに関係のある企業や大学及びNPO法人等について、担当職員にヒアリングを行うなどしております。そういうものをヒアリングした状況を聞いた上で、現在内部で検討しているところでございます。

 

 

◯しば佳代子

 担当職員に聞いているということなんですけれども、担当職員任せではなくて、区として動いていることはありますでしょうか

 

 

◯資源環境部長

 専門性が高いということで、やはり現地の職員の意見を聞くのは重点的に考えております。

 それと、内部としては、ほかに施設、植物園とか、ホタルを飼育しているような施設がほかの区にもございます。そういうところにも見学とか、どういう形で今後やれるかとか、やれるかというよりも、廃止とか、そういう検討の中の一つの資料とするために、職員が行ってヒアリング等も行っております。

 

 

◯しば佳代子

 職員が行ってヒアリングを行っているということなんですけれども、どうもこちらの感想としては、廃止の方向にどんどん持っていかれてしまっているような気がします。例えば担当職員の方を基本にしていろいろ動かれるのはいいんですけれども、広報でそういったことを募集するとか、積極的な方法で何かしていただくことはできないんでしょうか

 

 

◯資源環境部長

 方向性は、プランにもございますけども、これからはあり方の検討をしていくということで、まさしく検討が始まったところでございます。例えば今、委員がおっしゃいました区民の意見とか、そういうものも検討する中で、一つの提案として考えていくものと思っています。

 ただ、基本的な方針は、あり方の中で、プランに基づいて意見等は参考にするにしても、やはり基本は改革・革新編のほうの方向性を踏まえていきたいと考えております。

 

 

◯しば佳代子

 未来創造プランの中には、新たな用途への機能転換についての検討というふうな文言もあります。これについても、ぜひ積極的に動いていただきたいと思います。ホタルの生態は、全国自治体の中でもオンリーワンの事業であり、誇れる取り組みだと思います。区民の方からも事業の継続を望む声も多くあります。これまでの個人の技術に依存してきた運営を見直し、展示に重点を置いた施設として事業継続を要望しますが、いかがでしょうか

 

 

◯資源環境部長

 繰り返しになりますけれども、本事業は今後施設のあり方検討の中で検討していくものと考えております。

 

 

◯しば佳代子

 区民の声もよく聞いていただいて、継続の方向にお願いいたしたいと思います。こちらの要望になります。ありがとうございました。

 次に、防災バンダナについてお伺いします。

 聴覚障がい者用の防災バンダナについて、私はこれまで一般質問で2回取り上げて要望をしてきました。画面のほうに出させていただきますけれども、これが防災バンダナになります。これを折って使うんですが、耳が聞こえません、反対側に手話ができますというふうに書いてあります。このバンダナは、聴覚障がい者と手話ができる人をマッチングすることが必ずできます。災害時には混乱の中、人の手をかりずに自分で意思の疎通ができる人を探し、避難をすることができます。まさに聴覚障がい者にとって自助となる必需品です。また、このバンダナは止血用にしたり、けがを覆ったりと、手当て道具にもなります。板橋区でも平成25年9月、先月から導入されていますが、要望してきた者として大変うれしく思っています。

 そこでお伺いしますが、防災バンダナの配付方法と、これまでの実績についてご報告ください。