特許料の請求ルール

4月3日会見資料から〜特許実施料金の免除」で以下のように書きました。
 
阿部氏が発明し、板橋区が出願人となっている特許「ホタルの累代飼育システム及び方法」は、2002年1月23日が出願日となっています。板橋区では、この出願日以降の新規の案件について発明の実施料を請求していたそうです。
 
この点について、実に明快な説明を松崎いたる区議がご自分のブログに書いておられました。以下に引用します(赤字は筆者がつけました)。
 
しかし、板橋区の「ホタル飼育事業に係る板橋区有著作権及び特許権等に関する要綱」 (平成14(2002)年2月28日区長決定)には、特許料を免除できる規定はどこにもありません。
この要綱は「平成14年1月1日から適用する」と明記してあるとおり、平成14年1月1日より前には適用されず、したがって、それより前の「せせらぎ」には 請求できないのは当然です。以降のせせらぎについては全て特許使用料(発明料)を請求するというのが、区の要綱であり、それ以外のルールはありません。
 
確かに、この要綱の「付則」には「この要綱は、平成14年1月1日から適用する。」と書いてあります!
 
免除規定があるのではなく、そもそも適用される対象を2002年1月1日以降の案件に限っていたのですね。出願日(2002年1月23日)以降だと書きましたが、22日ズレていました。また「特許料の免除」と書いたのも不適当でした。「特許料の請求対象」とでも書く方が良かったですね。
 
つまり、2002年1月1日以前にホタル再生を行い、支援を継続している案件については、そもそも特許料を請求しない、というルールだったのですね。明快な解説をありがとうございます。
 

松崎いたる区議は、同じブログ記事で以下のように続けておられます。

 

「平成14年1月以前から交流のあったところには請求しない」ルールがあったというのは、元職員の「創作」でしかありません。
仮にそんなルールがあったらどうなるでしょうか?
「交流のあったところ(自治体)」は日本全国どこにもあるといっても過言ではありません。「板橋区とは昔からご縁がありまして…」と相手からいわれたら、事実上、請求などできなくなります。

 

これは、かなり無理のある解釈だと思います。

発言を一言一句確認してはいませんが、もし「平成14年1月以前から交流のあったところには請求しない」と発言していたなら、それは「平成14年1月以前からホタル再生支援を行っていたところには請求しない」の意味でしょう。まさか、「ちょっとお付き合いしてたので」とか「ホタルとは関係ないけど交流してたので」という意味では無いと思いますよ。

 

こういう形で特許料請求対象が明確にされていると教えていただきスッキリしました。

 

以上