議会の意見を聞くという約束は守られたのか

すえよし不二夫 区会議員
すえよし不二夫 区会議員

2014年2月19日の区民環境委員会にて、民主党のすえよし不二夫議員がたいへん重要な質疑応答をしておられます。

 

ホタル生態環境館が区民から非常に高い評価を得ているとした上で、現時点で廃止は決定しておらず、議会はまだ同意していないと確認をしています。更に、検討に当たっては、「区民の声や議会の声を聞かなければならない。当然だと思うんですけれども、いかがですか。」と質問をしました。

 

この質問に対して、井上課長は、「ホタルの廃止のあり方も含めて、あらゆる部分において、議会の皆様のご意見、区民の皆様のご意見を聞いた上で、政策の優先度の中で決まっていく」と回答しています。

 

しかし、この後、区は5月14日に発表した「板橋区ホタル生態環境館のあり方検討結果について」で、区議会の決議を得ることなく、一方的に「廃止」という検討結果を通告してきました。議会の意見を聞くという約束は反故にされたように見えますが、如何でしょうか。

 

2014.02.19 : 平成26年 区民環境委員会 本文 より引用します。(赤字は引用者による)

 

◯すえよし不二夫

 そもそも論から入っていきたいと思います。まず、今回の調査に当たって、廃止を含めた施設のあり方について検討するという未来創造プランがあるから、生息調査をやったと。廃止を含めた施設は何かというと、廃止ありきじゃないと私は理解しているんだけどね。というのは、行政評価で区のほうの資料を見ると、事業を取り巻く環境の中でアンケートを行っているんです。入場者の91.8%が大変よかったと。満足度は高く、92.4%がまた次回も見たいと感想を寄せていると。これについて、全国で数少ない貴重な施設等で、ホタルの飼育については、夜間特別公開に関する問い合わせが多いため、関心の高い事業であるというふうに非常に評価している。アンケートを含めた上で評価しているというのが行政評価の環境評価なんです。

 その間に所管課長のほうでは、現在の課長ではないと思うんだけれども、前の課長、施設の老朽化や属人的な能力に依存し、施設運営について引き続き廃止を含めた検討をする必要があるというふうに、ここでも廃止の方向を所管課長は打ち出しております。しかし、その次の有効性の視点による評価、手段の工夫や協働の取り組みというところで、区が行う妥当性や必要性はありというふうに評価しております。事業主体の役割分担も妥当であると。手段の工夫の余地は最適であるという評価をしております。

 そこで、文章上は、生態環境、生物多様性の大切さを体験できる施設として有効であると。特別公開時などでは、地域住民やボランティアと協働した運営を実践していると、これも非常に評価した施設です。最後のほうになってくると、外部評価の行政評価委員による評価というのは出ていない、斜線です。区の最終評価が、引き続き廃止の方向を含めた検討を進めること。常に公開施設にふさわしい事業運営に心がけることというような文章上の評価になっていますけれども、これを見ても非常に前向きな表現もありますけども、廃止の方向の意見も区の所管課長であるといいながら、私はまだ廃止は決定していないという段階であると。28年の3月に結論を出すような方向になっています。

 だから、現時点においては、区のほうの文章だから、執行権の範囲内だといえば、そうだけれども、議会はまだ同意していないというふうに私は理解していますけれども、いかがですか

 

◯環境課長

 ご指摘のとおり、そもそも今回のあり方に当たっては、課としては存続を模索してきたわけですが、行政評価や未来創造プランの中で最終的には区としての方針が出ましたので、それはそれとして、課として受け入れざるを得ないだろうというふうに考えております。それで、前提となるのが、前回陳情でもご説明しましたが、施設がかなり老朽化していて、そこでは建て直しもきかないということと、あと技術の継承が難しいと。きょうは答弁では申しておりませんが、本人にも了解を得ておりますけれども、現時点では技術継承も云々というのは、本人は退職届を出しておりますので、そのことについては技術継承自身が非常に難しいと思っております。

 また、財政的な面からすると、区の今のプライオリティーというのは、教育であったり、福祉であったり、保育であったりというところで、大部分の予算が使われておりますから、施設そのものの否定とか、ホタル生態環境館のやってきたことは決して否定するものではないと、一定の評価は十分できると思っておりますが、区としての最終的な判断としては、廃止を含めたあり方を検討するということで方針が出されたものでございます。ご指摘のように、まだ結論は出ておりません。ただ、私どもとしては、あり方検討を進める中では、4月か5月ごろには一定の報告を議会にしたいと考えております。

 

◯すえよし不二夫

 結論を出すに当たっては、現在は廃止を決定していないということですけれども、区としては廃止を含めた検討をしたいという話です。しかしながら、それに当たっては、区民の声や議会の声を聞かなければならない。当然だと思うんですけれども、いかがですか

 

◯環境課長

 当然なことだというふうに、ホタルの廃止のあり方も含めて、あらゆる部分において、議会の皆様のご意見、区民の皆様のご意見を聞いた上で、政策の優先度の中で決まっていくものだと思っております